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少し前まで、「不動産投資=大家さんに転職する」という風なイメージが一般的でした。しかし現状を見ると、不動産業界は大きく様変わりしています。今回は、その基本的な仕組み、投資家に求められる資質について見ていきましょう。
「管理会社」の普及で投資家は「不労所得」を実現
まず不動産の維持・管理についてですが、オーナー(投資家)は原則として、何もする必要がありません。「オーナー=大家」さんとして常勤していたのは、昔の話。現在では専門の「管理会社」が、不動産の維持管理を一手に引き受けています。
具体的には、共有スペースの清掃、備品のメンテナンス、物件の宣伝・広告、賃貸契約の締結など各種の手続きに至るまで、ほぼ全ての業務を管理会社に委託できます。投資家は「資金を提供すだけ」といっても過言ではありません。
物件探しは「仲介業者」に委託。 オーナーは「クレーム対応」も不要
とはいえ、素人が優良物件を探すのは難しいのでは?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。そこで頼りになるのが不動産の「仲介業者」。優良物件をあなたに代わって「物件探しのプロ」に依頼可能です。
より厳密に言えば、様々なアドバイスをもらいながら、最終的な決断は投資家であるオーナーが下します。「安全な投資」を優先するなら、「利回りが保証されている物件」を購入するのも良いですし、現在所有している物件を業者に「丸投げ」することもできます。
賃貸物件の場合、オーナーは入居者と直接的な関わりを持つ必要がありません。あなたが関与するのは書類上のみで、家賃の回収、滞納時の催促など、全て仲介業者や管理業者の責任の下に行われます。仮に家賃の支払いが滞ったり、空室が出たりしても、人気の「一括借り上げ」という制度を利用すれば、一定の利回りが保証される仕組みになっています。
だから大切なのは業者選び
ここまでお読みになれば分るように、管理会社や仲介業者は、投資家にとって大切なパートナー。賃貸経営なら、その関係は数十年単位で続きます。投資成功の可否は「信頼の置ける業者選び」にかかっているといっても過言ではないでしょう。
相応の手数料を支払う必要はありますが、それでも業者に投じる費用をケチるべきではありません。目先の利益を追うのではなく、ぜひ10年~20年という関係を見据えて不動産業者を選んでくださいね。